- 2010-04-16 (金) 9:00
- ニュース
2010年3月29日、第104回医師国家試験の合格発表がありました。
受験者は8,447人、合格者は7,538人で合格率は89.2%でした。
これは前年の91.0%を1.8ポイント下回っています。
うち、女性の合格者は2,499人と全体の33.2%を占めています。
ちなみに、新卒者の受験者数は7,701人、合格者数は7,147人で合格率は92.8%。
既卒者を併せた全体より3.6ポイント上回っていました。
新卒者というのは、医学部6年次に在籍している受験生のことで、
既卒者というのは、医学部を卒業した者、いわゆる「国試浪人」のことです。
一般的に、既卒者よりも新卒者の方が合格率はかなり高い傾向にあります。
大学によっては「新卒者の国試合格率」をアピールしているところも
珍しくありません。
また、国公立大学全体の合格率は91.2%、私立大学全体の合格率は87.1%です。
これも毎年、私立よりも国公立の方が高い傾向にあります。
ちなみに、大学別の合格率で最も高かったのは滋賀医科大学の99.0%で、
私立大学の中で最も高かったのは順天堂大学の97.9%です。
滋賀医科大学の新卒者の合格率は100.0%であり、
受験した102人全員が合格しています。
日本で最も難しいと言われる東京大学の合格率は90.4%と、
国公立大学全体の平均を下回り、
全体の中ではそれほど飛び抜けた数字ではありません。
これは東京大学の理科III類(医学部)を受ける人の中には、
医師になりたいというよりも、日本で最難関と言われる学部に
挑戦してみたいという気持ちの人がいることも1つの要因でしょう。
大学別の合格者状況を見る時に注意したいのは、
受験者数がどのぐらいいるかということです。
大学によって違いますが、医学部の定員は
大体100名前後のところがほとんどです。
従って、定員を越えた人数が受験している場合は、
その中に留年者が含まれているということになります。
大学によっては、国家試験の合格率を維持するために卒業試験の基準点を高くし、
一定の実力がない学生は「卒業させない=国家試験を受けさせない」ところもあります。
そうして留年者が溜まっていくと、定員数よりも多い受験者数になるわけです。
ちなみに、今回の国家試験で最高齢の合格者は63歳の男性でした。
すごいですね。
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